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「うざい」の起源? ポジティブな言葉の根づく世界へ

 今年の春、小学生になった孫娘に「学校の様子はどう?」と問いかけた。

 彼女は、「お勉強は楽しいよ! 友達もたくさんできた! ○○ちゃんに、○○くんも!」と答えてくれた。かと思うと、少し俯きながら、「でもね…隣の席の○○くんは私のことうざいって言うの。だから少し学校に行きたくない」と話してくれた。

 うざい――たった三文字ながら、なんとなく意味もわかり、心に刺さる言葉だ。たしか息子も反抗期の頃によく母親に言っていた。若者言葉だ、流行り言葉だ、と言われていたが、いつの間にかよく耳にするようになった(気がする)。

 この言葉に少し興味が湧き、起源なんてものがあるのだろうかと調べたところ、江戸時代に存在した擬態語の「うざうざ」という言葉を形容詞化したものらしい。「うざったい」というのは、東京の方言であった。「うざい」になったのは1980年代で、まだ歴史が古いとはいえない言葉だ。

 少し調べただけに過ぎないが、ルーツは江戸時代にあり、時代とともに変化して、現在では「うざい」のかたちとなった。それが若者のあいだで浸透し、今では多くの人が当たり前に使う言葉として認知されたということだろう。気持ちのよい言葉ではないのは確実なのに……。

 ちなみに、孫娘はその後、とくに気にすることもなく元気に学校へと通っているそうだ。

 言葉が生まれて根づいていく、廃れていくというのは、時代背景も大きく影響するのだと思う。だが、どうせ根づくのであれば、ポジティブな意味を持つ言葉に根づいてほしいと感じる。                  


(岐阜県・元会社員・石原のおじさん・69歳)


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