- グッドニュース新聞編集部
「すみません」を「ありがとう」にかえよう!
「〝行ってらっしゃいませ〜〞って言い方、いいと思いません?」
会社のあるビルの共同喫煙室。若い女性の言葉が耳に飛びこんできました。歳の頃は20代前半でしょうか。
その女性が明るい声で続けました。
「社員が外出するとき、みんな〝行ってらっしゃい〞って声をかけるじゃないですか。私は、〝ませ〞をつけて〝行ってらっしゃいませ!〞って言うんです。〝ませ〞をつけると、言われたほうもなんか、テンション上がりません?」
「たしかに! 上がる、上がる!」
同じ会社のスタッフらしき男性たちが囃したてます。
「でしょー」
その女性も飛びきりの笑顔を見せています。
なんででしょうね。〝ませ〞をつけると、外まわりをする人への〝敬意〞のようなものを感じるのかもしれません。
「おはよう」、「お疲れさま」。他にも会社内で日常的に交わすあいさつがありますが、言葉ひとつ、言い方ひとつでムードは変わるものだと感じています。
私の会社では、社内研修のひとつとして、「〝すみません〞を〝ありがとう〞という言葉に言いかえる」ということをやっています。
「すみません」は、何か人に頼むときに頻繁に使われる言葉ですが、文字通り、相手に申し訳ないことをしていると思って、卑下しているような印象があります。
「ありがとう」なら、相手に対する感謝の気持ちを素直に伝えられます。
ついつい、「すみません」と口走ってしまいますが、「すみ……、いや、ありがとう!」と日々言いかえるクセだけはつきました(笑)。
早く自然に笑顔で、「ありがとう」を言えるようになりたいと思います。
(千葉県・会社員・シュウ・56歳)