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  • グッドニュース新聞編集部

いなべ100%の新商品、ヤマモモソーダ〝おいしい〞からSDGsが始まる

 夏の太陽と、藤原岳から吹き下ろす涼風の味がする。ベリー系の果実感と気品のある香り、そして程よい酸味。

 6月27日から、にぎわいの森で販売が開始された100%いなべのヤマモモソーダは、たちまち人気商品となった。

 一緒に開発をしてくれたのが(というか、強引に頼み込んだのが)、いなべ市北勢町のフレイトレシピさん(山田晋吾さん、舞子さん夫妻)。ボクたちド素人の提案を受けて、こんなに質の高い商品化を実現してくださったのだから驚きだ。プロは違う。

 フレイトレシピさんは、甘夏や八朔(はっさく)といった地域の素材をそのまま使って、独自の調合で酵素シロップなどを作り、ソーダやかき氷のような商品にして販売している。店舗は持たず、三重県や愛知県のマルシェで出店するフットワークの軽さが武器だ。

「SDGs(経済・社会・環境の3つの側面のバランスを取り、誰ひとり取り残さないことを目指した国際社会共通の目標)にのっとって、まちを元気にしたい」

 そんな想いで、ボクたちはロスされてきた地域資源を有効に使ったオリジナルの商品開発を進めてきた。

 ある日、心ある方から連絡が入った。「藤原文化センターのヤマモモが実ったよ。何か活用できないか?」と。このとき、ボクたちはまさか、これが何かの商品になるとは想像だにできなかった。

 フレイトレシピのお二人に相談したところ、ドリンク化してもらうことを快諾。ヤマモモの木がある藤原文化センターと、それを所管する市の教育委員会事務局は、収穫や商品化などに関して、全面的に協力してくれた。また、市の企画部は、広報面でバックアップしてくれた。

 そうして生まれたのが、ヤマモモのソーダだ。この新商品開発を通して、まちを想う心ある人たちが、組織の垣根や縦割りの壁をぶち破ってつながった。

「何か問題が起こるといけないから」などと勝手な理由をつけ、何もまちづくりをしなかったり、管理だけしてやっているフリをしたりするのでは、淋しい。

「あ!」

 ヤマモモソーダを味わっていると、少しではあるが、まちが動いた実感がした。


(三重県・The Inabes・40代2人組)


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