検索
  • グッドニュース新聞編集部

さりげなく学校を元気にしてくれる人たち

 21世紀は成熟した市民社会へ対応しなければならない」という記事を読みました。

 市民社会の成熟には、プラス面もありますが、マイナス面もともなうようです。公共的道徳の崩壊、利己主義と個人主義による利害の衝突、個人の精神的負荷の増大等々――。これらをそのまま放置すれば、「訴訟とカウンセリング社会への転落」という事態に陥りかねない危険性が指摘されていました。モンスターペアレントやクレーマーと言われる人たちの存在も、そのような背景から生まれてきたのでしょうか。

 ただ、流れはずいぶん変わってきていると感じています。多くの人たちが、非難や批判だけしていても問題は解決しない、と気づきはじめたからだと思います。

 先日、町内の学校に、先生や子どもたちを元気にするようなメールや手紙、電話が届いている事実を知りました。

 ある中学校では、「下校の途中でしょうか。溝掃除をしている私たちに対して、すでに真っ暗になっているにもかかわらず、『こんばんは』と大きな声であいさつしてくれた中学生たちがいました。そればかりか、『ありがとうございます』とねぎらいの言葉までかけてくれたのです。このようなあたたかい気持ちになれる出来事がありましたので、先生方にお伝えしたくなり筆をとりました」というお手紙をいただいたそうです。

 また、別の日には、「車のタイヤを溝に落として困っていると、男子中学生二人が、『お手伝いしましょうか』とやさしく声をかけてくれました。そのすぐ後に、さらに二人の中学生も加わり、計四人で溝にはまった車を出してくれました。本当に助かりました」という電話をいただいたそうです。この報告を受けた先生方は、心から喜び、力がみなぎってきたということでした。

 いま、学校を応援しようとする声が届きやすくなってきていると思います。とくに、町内ではさりげなく学校を元気にしようと、サイレント・マジョリティー(物言わない多数派)の人たちが声なき声をあげはじめています。彼らのおかげで、教育関係者の自己肯定感は確実にアップしているのです。


(東員町・畑友の夫・65歳)


#畑友の夫

#創刊準備第5号

#こども

#社会

#地域

#学校

#親切

#助け合い

3回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

コロナ禍でスポーツの初心を思う

今、コロナ禍が、スポーツ環境に大きな影響を及ぼしている。 東京オリンピック・パラリンピックの延期、インターハイ(全国高等学校総合体育大会)や夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)の中止など、長い歴史のある大会さえも、開催できない状況となっている。 とくにこのコロナ禍の中で引退を迎える選手などは、さぞつらい思いでいることだろう。 私が6年前、アメリカのアトランタで行われた交流大会でエールを送った東