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  • グッドニュース新聞編集部

ツバメに見た絆

 三重県の北部に位置する東員町は、小さな町ですが、ちょうど真ん中にナゴヤドーム3個分ほどの敷地を有するセントラル・パーク、中部公園があります。何もない芝生公園ですが、年間18万人ほどの方々に来場いただいています。

 その公園の管理棟の軒下に、毎年数個、ツバメが巣をつくって雛鳥を育てているのですが、今年は梅雨時の湿気で巣がもろくなったのか、その中のひとつが落ちてしまい、まだ飛べない雛鳥が軒下の路上に取り残されていました。

 この周辺はカラスも多く、狙われたら命はありません。

 飛べない雛鳥2羽は、管理棟の柱の根元、外敵に見つかりにくいところで一夜を過ごし、幸い1羽は自力で飛べるようになったのですが、もう1羽はどうしても飛ぶことができません。

 私が遠巻きに見守っていると、たくさんのツバメがその雛の周りを飛び回っていることに気がつきました。また、そのうちの何羽かは餌をくわえてきては雛に与えているようです。きっと親鳥なのでしょう。それ以外にもたくさんの仲間が、外敵から飛べない雛を守っているように感じました。

 今日か、明日か、この雛が力をつけて、きっと親や兄弟、仲間たちとともに飛び立ってくれることを信じて、このほほ笑ましい光景にしばらく見惚れていました。


(三重県・東員町長・水谷俊郎・68歳)


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