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  • グッドニュース新聞編集部

二人の言葉

 私には、忘れられない二つの言葉があります。

 一つは、次男が保育園に通っていたころ、お友達の女の子が口にした言葉です。雪が降り、真っ白になった藤原岳を見て、「山、真っ白だねぇ」と言った私に、彼女はこう返しました。

「おばさん、私には金色に見える」

 もう一つは、まだ幼かった長男が、同じく藤原岳を見て放った言葉です。

「赤チン塗らな」

 山肌を削られた藤原岳が、けがにでも見えたのでしょうか(笑)。

 同じ山を見ているのに、感じ方の違いで感想も異なり、子どもの目線だとまた出てくる言葉も違う。当たり前のことなのでしょうが、言葉にしてみないとなかなか気づくことができないものです。

 何事もそれは同じで、意識して見方を変えてみることで、どんなものにだって違った面を見いだすことができることを、私は二人から学びました。

 名古屋にある実家から帰宅するときには、ネオンできらびやかな街に後ろ髪を引かれる気持ちもありますが、人の情緒を豊かにしてくれる自然の近くに住んでいるのもいいものなのかな、と二人の言葉を思い出しながら帰路につくのです。


(東員町・もうすぐ古希・オカメインコ)


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