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  • グッドニュース新聞編集部

人がやさしくなれる町

「三重県は横断歩道で車が止まる割合が全国最下位」というショッキングなニュースを知りました。せめて自分は気をつけようと行動し、また、歩行者保護を職場の仲間にも広めています。

 先日、うれしい話を聞きました。それは、ある学校に届いた一通のメールでした。「今朝、A橋近くで、通学している小学生に遭遇しました。近くの喫茶店のマスターとおぼしき男性が横断旗を出し、私もそれに気づき、車を止めました。すると、子どもたちが急いで渡り、渡りきった反対側で、深々とお辞儀をしていました。子どもなので『ありがとう』と言えば十分なのに、しっかりと丁寧なお辞儀をしている姿を見て、とてもうれしく思い、止まって良かったなと思いました」という内容でした。

 次の朝、校長先生はその場所に行き、ビデオを撮ってきたみたいで、それを私に見せてくれました。そのビデオに映った子どもたちの姿は、メールの内容そのままでした。感謝のお辞儀は子どもたちの習慣になっていたのです。

 なぜ、子どもたちはこのように頭を下げることができるのか。不思議に思って校長先生に尋ねると、保護者からの手紙を読ませていただけました。その中には、「帰りには近くの工場の人が道路を渡らせてくれたり、登下校ボランティアの方や、地域の方に声をかけてもらい、うれしそうに帰ってきます」という内容が書かれていました。

 子どもたちも、毎日多くの人びとにいっぱい愛情をかけてもらっていることがわかりました。人に対する基本的信頼感が育っていて、だから、自然にお辞儀ができるのです。

 それは「仲間の愛の中で育った子は、世界に愛を見つけます」というアメリカ先住民の教えそのままの姿です。

 さらにビデオを見て、もうひとつうれしいことに気づきました。それは、子どもたちのお辞儀と同時に、止まってくれた運転手さんも、車の中から深々と頭を下げていたことです。東員町は人がやさしい町だけでなく、人がやさしくなれる町でもあると実感しました。


(東員町・畑友の夫・65歳)


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