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奇想天外な独自戦略をとるカタール航空

 世界中で、コロナウイルスの影響拡大がとどまることを知りませんね。この局面を、冷静かつ前向きに乗り越えていきたいものです。

 さて、今回は「前向きさ」という意味で、実に象徴的なニュースをお届けします。

 ニュースの主役は、カタールを代表する企業・カタール航空。世界の航空業界が減便運休ラッシュのなか、なんとカタール航空は、「増便増席」という奇抜な戦略に出ているのです!

 石油を一滴も使わない、天然ガスを使ったエネルギー政策で未曾有の経済開発を進めてきた、中東アラビア半島のカタール。有名なのは、わが道を行く独自外交政策(この話は別の機会に……)や、中東アラブ圏で唯一中立的なメディア「アルジャジーラ」などです。首都ドーハについては、サッカーファンの記憶に焼きつく「ドーハの悲劇」でご存じの方も多いのではないでしょうか。

 そのカタールでも、例にもれず海外からの入国を禁止としています。しかし、乗り継ぎとしてドーハ空港を利用するのはOKとして、運航をつづけているのです。感染リスクが大きいなか、どうしても家族のもとに帰りたくて移動手段を必要とする人に対し、フライトを提供しつづけているという「グッド」な見方もできます。しかし、世界全体の経済活動が、自粛モードで動いています。そんな状況下で、カタール航空は攻めの姿勢を貫いている、数少ない企業といえますね。

 もちろん、感染拡大を防止するための行動が大事であることは言うまでもありません。一方で、社会が良い方向に循環していくように、おのおのが最大限できることを継続していきたいものです。               


(世界を知るGNP記者・石田和靖・48歳)


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