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  • グッドニュース新聞編集部

子ども食堂のおかあさん

 元看護教諭の彼女とは、仕事を通じて知り合い、かれこれ30 年のつき合いになります。

 そんな彼女、いまでは地元で子ども食堂を立ちあげ、家庭の事情などで居場所のない子どもたちに、あたたかい手づくりの食事を提供しています。

 彼女は言います。

「食べるとおなかがあたたまり、心がほんわかするの。そのうえ身体までつくってくれる。なにを食べたか、だれと食べたか、どんな味つけで、どんな香りがしたのか、そのすべてが記憶に残るのよ。

 子ども食堂の『いただきます』と『ごちそうさま』のあいだに流れる時間は、子どもたちだけでなくて、お家(うち)の方々、地域の方々、つくり手である私たちにとっても、笑顔あふれる幸せな時間だと思ってるわ。食べものがあって、居場所があって、待ってくれている人がいるというだけで、しんどさも楽になるものよ」

 昨年末、彼女は、私の暮らす地域にご自宅を持たれました。それをきっかけに、この地域にも子ども食堂を立ち上げようと動いてくれています。

 現在は、コロナの影響もあってオープンは延期となっていますが、今日も彼女は、「地域イベントふうではない、一人ひとりに寄り添った子ども食堂を、田舎のおばあちゃんの家の縁側みたいな居場所をつくりたい。いま、できることのために立ち止まってなんかいられない」と語ってくれました。

 学区の民生委員さんや、フードバンクとの打ち合わせも大変だと思います。

 そんな日々すべてを楽しんでいる友人の姿に胸を打たれた私もまた、少し重かった腰を上げて、彼女のお手伝いをしていきたいと思います。    


(滋賀県・至楽庵・66歳)


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