
グッドニュース新聞編集部
雨がよく似合う花
梅雨の季節を迎え、ことしも町内各地、至るところで花咲きました。
雨がよく似合う花、紫陽花。
雨が毎日続く天気でも、その雨を待ってましたとばかり、うれしそうに咲く紫陽花を見ていると、雨も悪くないな、という気持ちにさせてくれます。東員町では道路脇や田んぼ周辺、公園の散歩道など、さまざまな場所で見かけます。
中でも町内にある中部公園の紫陽花池での今年の咲きっぷりは見事なものでした。
毎年、管理をしてくださるボランティア団体「紫陽花倶楽部」の方たちによる草むしりや植え付け、肥料やり等のお世話と愛情のおかげで、さまざまな種類の色とりどりの紫陽花が、池の周辺をぐるりと囲むように一斉に咲き誇りました。年々立派な株に成長していて、見応えが増しています。
ピークの頃には公園に来ていた方々がその美しさに立ち止まり、写真を撮ったり見物したりする姿も。
たまたま隣り合わせた方と思わず「きれいですね 」と声をかけ合い、会話が生まれ……。目の前の美しい光景とその瞬間を、誰とでも一緒に楽しめる――そんな素敵な魅力がお花にはあります。素晴らしいことだと思うのです。
中部公園の豊かな自然も、太陽と雨の力をいっぱいに吸い込み、ぐんぐん成長して、深い緑あふれる公園になりました。
季節が変われば、景色も変わる。同じ場所がいつも新鮮にうつるのは 、日本の四季が美しいからです。心いっぱい感じましょう。
ところで、紫陽花のおまじないをご存じでしょうか。6月の6のつく日(6、16、26日)に、紫陽花を半紙に包み、逆さにして高く干す、というものです。
そうすると、梅雨からの1年間、健康に過ごせるのだそうです。地方によって言い伝えもさまざまですが、ドライフラワーの紫陽花はかわいくておしゃれですね。健康祈願のおまじないとして、やってみるといいかもしれません。
今年も健康で過ごせますように(^-^)
(東員町・カメラマン・鈴木歩・40歳)
