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  • グッドニュース新聞編集部

高校生のアイデアが、いなべを変えた!

「イルミネーションをやってほしい」

 高校生たちの願いを聞いたとき、「そんな無茶な」と思った。そもそも、イルミネーションの際に用いる電飾などを市は持っていないし、仮に持っていたとしても、電気を常時使える公共の場所がなかなか見つからないからだ。

 思案に思案をかさね、さまざまな方々からのご協力を得ながら、2019年8月にようやく実現したのが、三岐鉄道北勢線・大泉駅のイルミネーションだ。

 いなべ市では毎年、地元の県立いなべ総合学園高等学校でまちづくりのアイデアを募り、実現化している。そのなかで2017年度と2018年度に、最も多かったアイデアがイルミネーションだった。

 途方に暮れながらも、将来ある若い人たちの期待には応えたい。ただその一心だった。

「イルミネーションを無償でお借りできないですか?」

 こんな無茶なお願いを、トヨタ車体いなべ工場の方々は、快く承諾してくださった。

「大泉の駅舎を飾らせてください。しかも、電気も無償で使わせてください」

 玄関払いされるかと心配したが、三岐鉄道の方々は「どうぞ」、とやさしかった。

 心ある大人と、高校生がつながった。そして、高校生と大人が一日かけて飾りつけし、大泉駅をイルミネートした。

 イルミネーションのデザインは、すべて高校生が担当。県立いなべ総合学園高等学校のキャラクター「つた坊」や、いなべ市のキャラクター「うめぼ〜や」などを配した、可愛らしい出来映えとなった。

 イルミネーションを初めて点灯したあの夜。まるで、宝石箱をひっくり返したような眩い光景を、ボクたちは決して忘れないだろう。


(三重県・The Inabes・40代ふたり組)


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